¥時給1000万円

オーナーは履歴書をじっくり見ている。先程までの表情とは違った。
「…オッケー!とりあえずあなたのことは分かったわ!……いつから仕事始められるの?」
「…う〜んと…とりあえず今日仕事の内容を聞いて気持ちが落ち着いてからがいいです…。あっ、でもいつからでも構いません…。」
「…そう!じゃあ〜…明後日から来てみるか!どう?」
「…はい!分かりました。………っていうことは…もう働けるんですか!?」
「私は構わないんだけど…あとはあなたなのよ…」
「…えっ?どういうことですか…?」
「今から働くにあたっての条件があるの!それにあなたが同意できるなら働いてもいいわっ!」
「…は…はぁ…」
「…んじゃ詳しいことがこれに全部書いてあるから読んどいて!私はこの保険証と学生証をコピーするね!あっ、悪用するかと思われるかもしれないからあなたも一緒に来る?」
詳細が書かれていると思われるバインダーを渡しながら言った。

「…あっ、大丈夫ですよ!」
「じゃあ待っててね!」

それよりもよく分からなかった。こんな仕事に付く条件って一体…?
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