¥時給1000万円
同じベッドに座って2人は話をした。
そして大島の一言に暑さが吹っ飛ぶ…
「…実は…俺、あの後 兵士と話してきたんだ…。」
「……え!?」
今度は大島に静かにするよう人差し指を出して迫ってきた。
「…バカ!何してくるか分からないだろ!?」
「…ちゃんと彼らの話を聞いていたからこそ、何もしてこないって確信が持てたんだ…。」
「………っで……ど…どんなこと話してきた…?」
「…その話に行く前にこっそり聞いていて分かったことがあったんだ…。」
「……なに?」
「…やつらは首を刈ることに恐怖心を抱いている…ある1人を除いてな…!」
「………な…なんでそんなこと分かる…!?」
「……やつら、明日のどの部で首を刈るかの当番を決めていたんだけど…」
『…すいません…やっぱり明日も長嶺さんにお願いしていいっすか…?』
『……あぁ構わねぇがその分お前オーナーから給料もらえねぇぞ?』
『……大丈夫っす…!』
「…そしてその長嶺って奴に他の兵士らもお願いしてたんだ…」
「…なるほど。つまり他の兵士たちは給料もらうために首を刈らなきゃならないけど…嫌なんだな…。だから必然的にその長嶺が刈ることになる…。」