¥時給1000万円
「…そう!……………っていうことは何が言いたいか分かるか?」
「…ど……どういうこと…?」
「…フェイクの手紙にもあった、俺たちが目をつけていた兵士『いつも首を刈っている』『脇腹辺りが欠けている』兵士がその長嶺だとすれば話が繋がる…!」
「…なるほど。だから長嶺が犯人に見えたのか…!」
「…そういうことだ…。」
大島の表情が徐々に険しくなっていく…
「…やはりホントの主犯はオーナーの本名、松本…そしてグルは他にいる…!」
そして永井は話を切り替える。
「…そうだ!兵士と何話したんだ!?直接話したんだろ!?」
「…あぁ話したよ。まずあの時…」
兵士らはそれぞれ個々の話をしていた。
そろそろ…顔を出すか…
大島は勢いよくクローゼットから飛び出し、兵士らの前に姿を現した。
『…おい!てめぇ何してやがる!!』
何人かの兵士が鎌を取り出してこちらに向けた。