¥時給1000万円

次々と長嶺に疑問をぶつける。『…あなたたちの共通点って何っすか…?』
『…やっぱ質問すると思ったよ…。…………あの時は言わなかったが………………実は…………』



「…殺人犯なんだってよ…。」
「えっ!?」
大島は永井の口をふさぐ。



『ほ…ホントですか…!?』
『…あぁ本当だ。俺らは前科者でサツに追われている身だ…』
『…じゃ…じゃあオーナーはそれも知っている上で…』
『………そういうことだな。俺らにとったら助かるって思ったが…今になってみればココが地獄だ…』
『…他の人たちはこのこと知ってるんですか…?』
『…いや知らないな。自分だけが殺人犯だと思いこんでる。』


長嶺以外の人が首を斬るのに抵抗あるのは、自分の殺人を思い出したくないという気持ちと、軽々しく斬ったら なぜそんなに抵抗なく斬れるのか疑問をもたれると思ったからだ。

だから長年斬り続けている長嶺にその役を回した。
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