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そして大島は再び質問をぶつけ始めた。
長嶺がどんな殺人を犯したのか、監視カメラの場所、GPSについて…
そして…
『…前にここを出た人って………』
『…実はその話が最も俺と繋がってくるんだが…』
一呼吸おくと 長嶺が話し始めた。
『…まず俺を通さないとここは脱出できない…』
『…そ…それは…どういうことですか!?』
テーブルを叩いて立ち上がり、長嶺に食いつく。
『…残念だが…これは明日までしか有効じゃないんだ…』
『…どうゆうことですか…!?』
『………とにかく…これは話しても意味がない…明日脱出する人のためにならないんだ…残念だが………』
『…でも…でも俺だって脱出したい!…だから…何か…』
『大島!!』
大島はビクリとした。
『…分かってくれないか…。その変わり明日そいつが脱出した晩にもう一度ここへ来なさい…』
『…分かりました…。』
「…二葉さんだ…!」
「…え?」
「…明日脱出するの二葉さんなんだよ!」
「じゃあ…二葉さんに聞けば…!」