¥時給1000万円
背筋に氷のようなものがツーっと伝っていくのを感じた。
俺が見ていて………
大島は見ていないもの…………
「……俺がここを出た後から何があった…!!」
「……………は…!!!」
大島のその言葉で思い出した。
走馬灯のように思い出す……
ドンッ…!!
ダダダダッ………
『……やめておけ…』
パーーンッ…!!!
『……バカどもが…』
バタンッ…!!
『……うわぁあアアアァーー…!!』
『……おい!何なんだよアレ!!』
『……な…何があったんだ…!』
そして……次の一言が永井に今までの出来事をすべて繋げるものとなった…
『…君たちも外の見張りには注意するように…』
そう言うとオーナーは暗闇に消えていった………