¥時給1000万円
「……バカ野郎…!……………バカ野郎…!」
父はただその言葉だけを繰り返した。
身体が徐々に冷たくなる…
その度に父はさらに強く…
強く…抱きしめた…
「……ねぇちょっと!…なんでうちの子を撃ったのよ!」
「…お兄ちゃんを返して!!」
警官にしがみついた2人は、銃を向けられた瞬間に静かになった。
ただただ涙を流すことしかできなかった…
「………その3人はほっとけ…。…全員元の持ち場に戻るように…」
「……この死体はどうします…?」
警官の1人が言った。
警官たちの間には永井と大島の死体がある…
「…好きにさせとけ…。」
冷たく言い放った。
「…………承知しました…。」
「…では…解散!」
「……ハッ!!」
すべてことが済んだ……
…ように見えた…………
だが………
そこに近づく白い影………