¥時給1000万円
「……望んでいましたよ…」
「……なぜだ?!」
松本の方へ歩いていく…
それと同時に警官らは二葉に銃を向けながら一緒に歩いていった。
「………料理長をはじめとするコックたちは一つの共通点がありました…………」
「………それは…あれだろ…」
「………はい…
彼らは皆……
…過去に起きたバラバラ殺人事件の犯人たちですよね…」
二葉は松本の近くで足を止めた。
「………あぁ…そうだ……。…なるほどな……」
「……分かりましたか…?………あなたはその犯人を、あなたとタッグを組んでいるこの警察官たちに捜させ、確保次第すぐ ここでの話を持ちかけた。……時効を迎えるまでここで働かせ、時効を過ぎたら解放させた……いつも首を斬る兵士たちも今なお 本物の警察が追っている、あなたが集めた犯罪者たちでしょう…」
「……その通りだ……。…つまり時効を迎えたとしても…奴らには帰る場所がない………そういうことだろ……」
「………そうです。……だったら誰かの役に立って死んだ方がいいと…上村さんはおっしゃって…………退職をすると報告させていただいたとき……私に…生きてほしいと……。」