¥時給1000万円


「…………さて……お前も裏切り者の1人だったよな…!」
「…………!」
松本はそばにいた警官から銃を奪って二葉に向けた。






「……結局こうなったら意味ねぇーぞ!二葉!」




「………松本さん…」



「……なんだ?」




「…………私は両親の死因がなぜここまで明らかにならないかに疑問をもっていました…。…それもそのはず…ここにいる警察に通報してたんですから……」

「……ハハハッ!やっと気づいたのか…!」
甲高く笑う。




「……それに気づいたってことは…こうなることも予測しなきゃダメですよ……松本さん…?」







松本は辺りに無数の人影で囲まれていることに気づいた。















「………私の勝ちです…」



ぼそりと二葉が言った…








「……銃をおろして手を上げなさい!」
暗闇からようやく姿を現す警察官…
銃を松本と偽の警官らに向けて近づいてきた。





「………今度は本物ですよ。」

二葉が勝ち誇った顔を見せる。
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