タイヨウの下で輝く花
柚「尚更…、ですよ…」
彼女は再び哀しそうに呟いた。
朔「尚更とはどういうことですか?」
柚「私は、汚れた女ですから……」
朔「なッッ?!汚れたって…自分のことをそんな風に言わないで下さい!!」
予想しなかったのか柚音は目を見開いていた。そして嘲笑うかのように言った。
柚「……ありがとうございます、私の過去聞いてくれますか……?」
朔夜の服の袖を掴んだ。
柚音は意識しているつもりはないが真っ白い肌にタオル1枚、そして上目遣いで弱々しく言う柚音に朔夜の理性はぶっ飛ぶ寸前だった。
朔「はい、聞かせて下さい」
朔夜はぶっ飛びそうな理性をなんとか保ち柚音の手を掴みそう返事した。
柚音は口を開いた。
柚「私、貴方とのお見合いが初めてではなくお見合いは5回目なんです─…」
えっ……?
俺とのお見合いの前に4人の男とお見合いしてたのか?