タイヨウの下で輝く花
朔「あの柚音さん、俺達は結婚するという形でいいのですか?」
柚「はい、ですが朔夜さんはいいのですか?私との結婚で…」
朔「はい、構いません。それに柚音さんはとても美しくて正直驚きました」
柚「全然ですよ、朔夜さんは紳士的で素敵だと思います」
柚音がそういうと朔夜は照れたように微笑んだ。
柚「そういえば朔夜さんはまだ成人されてないですよね?なぜご結婚を?」
(私も結婚はまだ早いですが事情が事情ですからね…)
朔「母が望んでいるんです…だから結婚を」
(お母様のために結婚をするということですか?まだ若いのに…)
柚「いいのですか?お母様のために自分の人生を犠牲にするのですか?」
柚音の言葉に朔夜はムスっとした顔で、
朔「それはあなたもそうではないのですか?」
柚「………確かに私も両親に言われて結婚します。……ですが、それは両親のために結婚するのではありません、私は自分と大切な人のためにするのです」
朔「大切な人のためですか?全然知らない方との結婚なのにですか?」
朔夜は驚きつつ、柚音に質問した。