タイヨウの下で輝く花


ぎゅっ─


気が付いたら俺は彼女を抱き締めていた。


同情ではなくて…純粋に彼女の悲しそうな苦しそうな顔を見たくなかった。


朔「大丈夫ですよ、今日からは僕がいますから何かあったら無理しないで俺に頼ってください」


俺の腕の中で泣いている彼女が愛しくて…、会ってから1日もたってないのに俺は彼女に少しずつ惹かれ始めた。


柚「ッッ─…もう…大丈夫です、ありがとうございます」


どっくん─


彼女の笑顔を見て胸が高鳴った。


さっきまでの笑顔とはまるで違う…本当の笑顔が見れた気がする。


この時から俺は彼女の笑顔を守っていこうと決めた。

柚音さんは自分の荷物を部屋に運んでいく…


時間はもう夕方で今日は俺が夕食を作ろうと台所で準備した。










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朔「やっとできました……」

正直料理なんか数回しかしたことがない。


母さんの見よう見まねで作ったカレー。


量なんて分からないから適当に入れて作った。


朔夜はカレーをお皿に盛り付けサラダも作り、テーブルに運んだ。


柚「朔夜さん?」


ちょうど準備ができたところで柚音が荷物の整理を終えリビングにきた。





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