タイヨウの下で輝く花
*柚音
私が荷物の整理を終えてリビングに行くとカレーの匂いがした。
柚「朔夜さん?」
朔「あっ、ご飯作ったんですよ。食べましょうか?」
そういえば今日はいろいろあってお腹空いていた。
でも…ご飯作らせてしまうなんて私としたことが失敗でしたわ……。
柚「ごめんなさい。本当なら私が作らなくてはならないのに…」
朔「いいんですよ、今日は疲れましたし今度は柚音さんの手料理が食べたいです」
柚「はい、作らせていただきます」
そして柚音達はスプーンを持ってカレーを食べた。
朔「ッッ?!」
少し辛いような気がするけどおいしいから次々に口へと運ぶ。
朔「ま、待ってください!!」
朔夜に止められ動かしていた手を止める。
朔「無理しないで下さい…、このカレーおいしくないですそれに辛すぎです」
しゅんとしながら言う朔夜に柚音は、
柚「そうですか?私のはおいしいですよ?」
私の言葉に顔を上げた朔夜さん。
柚「私、甘いものは苦手ですけど辛いものは結構好きなんです。だからこのカレーとても美味しいです」
朔「ありがとうございます。でも、柚音さんは変わった人ですね?」
朔夜はクスクスと笑いだして言った。