ぎゃくこい!
「まず、何から話せば良いのか……………
嫁入りするのは我が娘、サラサ・フィニアルです。
相手はオアシスの町の王シダム・レデム。
彼は急に我が家から嫁が欲しいと言い出したのです。
しかも、絶世の美女と呼ばれるタマラではなくその姉、サラサに………
この町にはみての通り砂と石油しかありません。生きるための水を得るにはレデム様との交易をするしかない………
しかし、あの人は花嫁をサラサを寄越さないなら交易はしないと言ったのです!!
愛する娘を嫁がせるのは心が痛みましたが、民のため娘に打ち明けようと思ったのです……
しかし娘はすでに…………恋をしていました。
しかも、名もしらない男に……
実らない恋だとは思っても応援してやりたかったのです!!
だから、代役としてタマラを…………」
『代役?どういう事だ??』
「…花嫁の代役で『そんなことわかっている、代役なんてバレるに決まっているだろ』
「えぇ、正確に言えば
レダムに行きつくための代役です」
『ふーん、そういう事か』
「???」
「「えっ???どゆこと??」」
…………よくこいつら床宵学園にいるな
『よーするに、コロセばいいんだろ。
シダム・レデムを』
「えぇ…………」
『殺しの依頼ならこの金額だって不思議じゃない。』
「私は恐いのです!!このままでは、きっとレデムにこの町を良いように使われてしまう!!」
「まあ、乗り掛かった船だしな」
「受けるよーその依頼☆」
『………好きにすればいい』
「っ!!!ありがとうございます!」
………まぁ、人を一人殺すくらい簡単だ