ぎゃくこい!
「あっ!!あれ!!」
ツァンとサキが恐る恐る見ると………
『………こんなに美しい手からこのような絶品な料理ができるなんて…………もはや芸術としか言いようがない!!!』
「そんなっ!!芸術なんてっ!!私なんか…」
『そんなに自分の価値をさげてはいけませんよ……………美しい人』
「百合が………☆」
「……………乱れ咲いてますね」
「あの、二人は目がギラギラしてるし」
「ギッラギラ~~☆」
「本当に疲れました……………」
『さて、ゆっくりしている暇はありません』
「えぇ…そうですね…皆さん、ご支度お願いします」
………………………………
目の前には美しい馬と馬車がならんでいる
「すご☆」
『あぁ…いい馬だ!!』
「馬かよ………」
「それでは、いってらっしゃいませ」
「ご武運を……………」
「いってきま~す☆」
「ツァンさん留守番よろしく~」
『証拠に首をもって来た方がいいか?』
「いらない!いらない!」
『そうか、ではいってくる。おい!さっさと乗れ!!』
ガチャッ。
「はいはい☆」
「…………悪魔」
『あ?』
「ひい!なんでもない!」
『さあ、お手をどうぞ?…………………………………姫君』
「はいぃ~vV」
「ねえ、何?この違い……………」
「しょうがないよ☆ロビンだもん☆」
「えっ?あっ…うん……………………………………もう帰りたいや」
………………………………
あの後、馬車は町を出発し砂漠の中を走っていた
「あっあの!鬼姫様の好きなタイプって…」
『くすくすっ』
ぴとっ
タマラの唇に鬼姫が人差し指をおいた