ぎゃくこい!
オアシスの主
………………………………
「ようこそっ!サラサ!!」
ほぅ、男は嫌いだが……良い男だ……
きりりとした眉に切れ長の目
顎についた少しのヒゲがダンディーさをかもしだしている
さらには均一のとれた体と長い足……
まあ、鬼姫にはかなわないがな!!
「初めてましてレデム様」
サラサに扮したタマラが頭を下げた
一緒に鬼姫達三人も頭を下げる
「あぁっ!この日をどんなに待ちわびたか!挙式は明日だっ!!」
「私もこの日を待ちわびておりました」
「さぁ、顔をよく見せておくれ!」
タマラの顔を隠していたヴェールを上げた
「お前はっ!!サラサではないなっ!!であえーーっ!」
あっという間に兵に囲まれた
なぜだ?
レデムはサラサの顔を知っていた?
ヴェールをとられてもバレないと思っていた鬼姫はひどく動揺する
「あ~ぁ…どうする?」
「やっちゃう~☆」
二人は手をだそうとする
『待て!下手に手をだして抗争がおきたらどうするんだ!!』
四人は兵に捕えられた