ぎゃくこい!
『菊っ!!
学名 Chrysanthemum morifoliumっ!! キク属!!
東洋で最も古くからある鑑賞植物で平安時代に中国から渡来っ!!
漢名の「菊」は”究極、最終”を意味し、一年の一番終わりに咲くことから名づけられたっ!!!
』
「それが、どうしたんだ!!」
『物知りだろっ!!』
バーーーーーーーーーーーンッ
「あの…全く意味が……」
困惑した表情のサラサ
『マーガレットの花言葉!!愛の誠実っ!!
ローダンセの花言葉!!変わらぬ想いっ!!』
「あの花にはそんな意味が………」
『菊の花言葉!!……思慮深い』
「いいえ…あれは小菊…………………………花言葉は"真実"」
「なぜ?……なぜ、あなたが知っているの?」
『やっぱり、そうじゃないか!!"真実"を話したらどうだ?』
「かまをかけましたか……そうですね……もう、隠せない………サラサさん…あなたに花を渡していたのは、この私です…」
「えっ!!?…………」
「鬼姫様!!……どういう事ですか!?」
『まぁ、聞いてなって』
「5年前、あなたのお父様に会った時…………実は庭園であなたを見かけたのです
あれは…衝撃的だった…私はあなたに一瞬で心を奪われたのです!
あなたをどうしても手にいれたかった!!」
男の叫びは悲痛だった