ぎゃくこい!
真実
………………………………………
「汝、この女を妻とし生涯愛すことを誓いますか?」
「はい、誓います」
「汝、この男を夫とし生涯支え続ける事を誓いますか?」
「はい、誓います」
二人は微笑みあった
ワアアアアァァァァァァァァッ
歓声が響きわたる
『いや~ハッピーエンドだな!!』
あの、少年には気の毒だが………
「鬼姫様!!凄い、かっこよかったです!」
『当たり前だっ!!』
「ねぇ、なんでタマラちゃんまだウェディングドレス着てんの?」
「鬼姫もタキシード来てるよ~☆」
「なんか、この二人だけ浮いてますよね」
でかい花嫁にちびっこい新郎である
「あっ☆ツォンさんお久しぶり☆」
「鬼姫様あっ!!」
「「「「『びっくうぅぅぅっ』」」」」
おいおい、花嫁が大声だすなよ………………新郎が困って……………ねぇな。
鼻の下が伸びてやがる…………………
「鬼姫様!!ありがとうございました!!」
ふっ『別にお礼なんか……』
フワッ
ブーケがこちらに向かって飛んでくる
「……差し出がましいですが、もう一つお願いします!!」
『祝いの場だ!!何でも聞いてやるっ!!』
「タマラをっ!!お願いします!!…………………タマラをっ…!!弟をっ!!」
『ああっ!!まかせろっ!!って………………………………………………………………………………………………………………………………………………え?』
ポスンッ
タマラの手にブーケが落ちた