ぎゃくこい!


「それでは、今回の任務の説明をいたしますので、手元の資料を見ながらお聞きください」



「「『はーい』」」



返事だけは立派な三人である


「場所はサウジアラビア。依頼人は石油王のジーニア・フィニアル様でございます。」


「えぇっー☆石油王!?っていうことは~報酬はいくらなのー☆」


「前金に125万、成功につき700万となっております」



『皆、頑張ろうぜっ!!!』

「「おうっっ!!」」



「………」

サポーターの視線が痛い今日この頃





「依頼内容は……花嫁の護衛でございます」




「えっ!!?そんだけ!?」


「そんなんで、大金もらえるなんてラッキーじゃあん☆」









『そんなわけないだろ』



「えぇ~☆なんでよ!!」


「金持ちだから羽振りが良いだけだろ~」



「そうだよ!!考えすぎだって☆」



『依頼主ジーニア・フィニアル、彼はやりくり上手らしい。たかが花嫁の護衛にそんな大金はださないよ。その美味しい話の裏はなんだい??サポーターさん』



「いえ……それが、花嫁の護衛とだけ…」


そんな事ってあるか?

ちょっと、かっこつけたのに……………………何かカッコ悪いじゃないか!




「お前の予想がはずれたなっ!!!」


『だまれ、空にダイブしたいのか』



「鬼姫ならやりかねないにゃー☆」


「いや、こいつはやる、絶対。」




よくわかってるじゃないか

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