涙の雨
何度も聞いてるうちに、自然と気持ちが落ち着いてきて
自然と安心出来た
「ねぇ…遼太?もう一回しよ?」
望月が甘えた声で言ってくると
俺の体の上に覆い被さってきた
「またですか!?俺、尚輝さんに二回もイカされたんですよ!もうそんな元気無いですよ!」
俺が顔を赤くして言うと
目の鼻の先にある望月の顔が優しく笑った
「まだ足りないんだ。俺はたくさん遼太を感じたいんだよ、今まで出来なかった分。遼太の可愛い声とか…もっと聞きたいな」
そう言うと
優しく俺にキスをしてきた
望月の長い腕は
俺の下半身まで簡単に届いてしまい
「はぁっ…うっ!」
もう無理だと思っていた俺の体が
望月の指先一つで
簡単に熱くなってしまう…
「遼太…」
キスの合間に優しく囁く望月
俺は少し息を荒くしながら
その顔を見つめた
二つの目が俺をジッと見てる
夕日の光にあたったせいか
髪の色が茶色に変わっていて
眼鏡を外したあの顔も
いつも以上にカッコよく見えた