涙の雨
光と影
あれから月日は流れて
俺と望月は幸せな毎日を過ごしていた
江戸川の花火大会を一緒に見て
秋になったら車で
紅葉を見に一緒にドライブに行った
冬は初めてのクリスマスを一緒に過ごして、ペアーリングを買った
正月は一緒に初詣をして
春になると
望月の誕生日を去年と今年で二回分お祝いした
ずっとこんな日々が
続くと思っていた
当たり前のようにある幸せが
明日も明後日も
俺はそう信じていたし
望月だってそう思ってくれていると信じてた
「尚輝さん!俺、もう中三ですよ!」
「時間が絶つのは早いね」
四月のとある日曜日
俺は望月の家で一緒に過ごしていた
「もう一六八ですよ!中一から十センチ伸びましたよ~」
裸のままベッドで寝転がる俺は
体を起こし、ベッドの端に座る望月の首に
後ろから抱きついた
「尚輝さん…大好きです」
「俺もだよ」
望月の耳元で囁くと
くすぐったい仕草を見せながら望月が言う
でも…
「俺達ずっと一緒ですよね?」
その言葉に
望月は何も言い返してくれなかった
俺と望月は幸せな毎日を過ごしていた
江戸川の花火大会を一緒に見て
秋になったら車で
紅葉を見に一緒にドライブに行った
冬は初めてのクリスマスを一緒に過ごして、ペアーリングを買った
正月は一緒に初詣をして
春になると
望月の誕生日を去年と今年で二回分お祝いした
ずっとこんな日々が
続くと思っていた
当たり前のようにある幸せが
明日も明後日も
俺はそう信じていたし
望月だってそう思ってくれていると信じてた
「尚輝さん!俺、もう中三ですよ!」
「時間が絶つのは早いね」
四月のとある日曜日
俺は望月の家で一緒に過ごしていた
「もう一六八ですよ!中一から十センチ伸びましたよ~」
裸のままベッドで寝転がる俺は
体を起こし、ベッドの端に座る望月の首に
後ろから抱きついた
「尚輝さん…大好きです」
「俺もだよ」
望月の耳元で囁くと
くすぐったい仕草を見せながら望月が言う
でも…
「俺達ずっと一緒ですよね?」
その言葉に
望月は何も言い返してくれなかった