涙の雨

え―?



「バレたらバレたで仕方ないよ」



そう言うと

俺の上に覆い被さってきた



「ちょっ!マジやめ―っ!」


そして嫌がる俺の両手首をベッドに押さえつけて

無理矢理キスをする





「んんっ―!」



―嫌だ!こんなの嫌だ!



俺は体をばたつかせたり
望月のキスを逃げようとして

何度も顔をそらしてた



だけど

望月は止めてくれなかったんだ




「止めて下さいっ…!何で、何でこんな―」

「遼太が後藤と仲良くするからだよ、俺の前で」



そう言うと


俺の手首を離し、ズボンのチャックを下げた




「やだ…ホントに嫌だ…!」



自分の力で何とか望月を離そうとしたけど

全く歯がたたない




たぶんあの時
望月は相当怒っていたんだと思う



だから俺が嫌だと言っても

止めてくれなかったんだ





そしてチャックから俺のモノを出すと


望月はそのまま口にくわえ込んだ



「―っ!」


嫌だったのに全身が大きくびくつく…







鍵が空いたままの保健室

開けっぱなしのカーテン



すぐ横の窓からは

校庭から保健室の中が丸見えだ
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