夏の夜に咲いた花
「ほ、ほらぁ、こぼれてるって」


「あずにはさぁ、幸せになってもらいたいの」

「……亜美?」


急に声のトーンが変わった。


……もしかして、酔ってる?


「年下だっていいと思うよ」

「え?」


「あずのこと好きで、大切にしてくれる人だったら……あずも目、向けてみたらいいと思うよ」
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