夏の夜に咲いた花
「え……」

「最後の夜くらい、一緒に飲もう? 鍵、開けるから……来て?」



「──うん」


一瞬迷いはあったけど“最後の夜”って言葉になんだか寂しさを感じる自分がいて、気がついたら返事してた。
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