夏の夜に咲いた花

「いらっしゃい」

「おじゃま、します」


やっぱり妙に緊張してるのはどうしてだろう。



「梓さんが部屋に入るのってはじ……あ、2回目か」

「そうだね」


お互いあの時のことを思い出したのか、顔を見合わせて小さく笑った。
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