夏の夜に咲いた花
「!?」


あたしを抱き締めて立ち上がらせた。


「れっ、蓮く……っ」


「オレ、梓さんよりデカくなったよ」

「……え」


「力だってある」

「……」


「経済力がどうとか言われると、今は何も言えないけど……」

「……」



「絶対守るよ、梓さんのこと」

「れ……」


わかってるよ。




だからあたし、ドキドキしてるんだもん。
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