夏の夜に咲いた花
会わない間に“男の子”から“男”に変わってて。

あたしを好きだと言ってくれたその表情は、あたしよりも大人びてて。

今だって抱き締められてドキドキしてる。


これってもう、好き、なんだよね……。



「蓮くん」

蓮くんの胸に埋まっていた顔を持ち上げた。



「……っ、その顔、ヤバイんですけど」
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