夏の夜に咲いた花
まだ寝ていられる時間だってことを確認して、あたしはまた布団に顔を埋めた。


シングルベッドに2人じゃ、蓮くん寝づらかっただろうな。


そんなことを思いながら、ぐっすり眠っている蓮くんの胸にすり寄った。


すると無意識なのか、蓮くんはあたしを抱き締めるように背中に手を回した。



「……寝顔はかわいいのに」
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