夏の夜に咲いた花
「どれだけつきまとっても可能性、ないんじゃない?」

「えっ? なんで……」


亜美の視線をたどるようにして、彼女の視線があたしに向けられた。


あたしと目が合った瞬間は敵意むき出しだったけど、それはすぐに上から目線に変わった。



「まさか、蓮くんがこんなオバサンと」
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