夏の夜に咲いた花
「それ、あたしにも当てはまるんだけど?」

「あっ、ごめんなさーい」


亜美とは、あたしとはまた違ったバトルがあるみたい。


……っていうか、こういうタイプの子は亜美が一番キライなタイプだ。



「オレ、彼女とつき合ってるから」


「……またまたぁ。その冗談、おもしろくないよ?」

蓮くんの真っ直ぐな言葉に表情がひきつる彼女。




「──梓」
< 127 / 133 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop