夏の夜に咲いた花
まさか蓮くんがビールまで飲むようになってたとは……。


あたしの中にある蓮くんは、どんどん姿を変えていく。




「……幻滅した?」

「え?」


「オレのこと、不良になったと思ってる?」


そう言ってあたしを覗き込む蓮くんには、あの頃の面影が見えた気がした。
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