夏の夜に咲いた花

「おはようございまーす」


厨房に行くと、オーナーが朝食の準備をしていた。


「おはよう」

「手伝います」

「いやいや、もう出来るから大丈夫。それに今日もガツンと働いてもらわないといけないからね」


「はは……」

昨日の労働を思い出したら、思わず乾いた笑みがもれた。
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