夏の夜に咲いた花
熱を帯びる体

「ホントごめん!! オレ、寝ぼけて……」

「や、もういいって……。叫んだあたしも悪かったんだし……」


さっきから平謝りの蓮くんに、あたしのほうが恐縮していた。



「だから気をつけなって言ったじゃん」

「いや、さっきのはちが……」

「姉貴! 梓さんに何言ったんだよっ!?」
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