夏の夜に咲いた花
「梓さん、だっけ?」

「……あ、はい」


お皿を下げに行った時、青木さんに声をかけられた。


「バイト?」

「あ、はい。……青木さんもお仕事なんですよね?」

「……名前、知ってるんだ」


「あっ、ごめんなさい! さっき亜美……彼女から聞いて」



黒田さん達のお世話をしている亜美に目線を向けながら言った。
< 61 / 133 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop