夏の夜に咲いた花
だからあたしは正直な気持ちを伝えた。


年上だし、タイプではあるはずなんだけど、正直ピンとこないって。


それを聞いた亜美は、驚く様子もなく納得した顔をした。


亜美のほうも、黒田さんのことはいい人だと思うけど、それ以上の感情にはなりそうもないって言った。



結局、あたし達の新しい恋は始まりそうにないみたい。



「これ、受け取ってもらえる?」
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