夏の夜に咲いた花
「……え」

「ホントはうちに泊まろうと思ったみたいなんだけど、今日は予約がいっぱいでね」

「そう、なんだ」


蓮くんの同級生……。


彼女だったりとか、しないのかな……?



「亜美ちゃん、ちょっと」

2人で声のするほうを見ると、オーナーが窓から顔を出していた。


「今行きまーす」

亜美はやっぱりあたしにほうきを押しつけて中に入った。



「んもぅ……」
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