夏の夜に咲いた花
「男の前だけでしょ」

「……知ってるんだ」

「有名だし」

「ふーん」


「梓さんはどうなの?」

「え?」


急に話の矛先を向けられた。


「昨日の客。青木サン、だっけ?」

「……別にどうもないよ」


「つき合わないの?」
< 95 / 133 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop