都合のいい私
『この間後輩と会って話したらやっぱりアヤの元カレのリョウ君だった……』





聞きたくなかった





見たくなかった






溢れる涙を見られないように


私はマリの前から逃げ出した









その後教室に戻るのも嫌で保健室に入ると


私の泣き顔を見た先生が


「少し休んでいいわよ」とベットに案内してくれた





ベットでずっと泣いてたせいで


本当に頭が痛くなってきた私は


結局お昼で学校を早退する事にして


鞄を取りに教室に戻ると


マリが心配そうに私を見てたけど


私からは声をかけられなかった
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