都合のいい私
明日は土曜日だけどバイトもないしずっと寝てよう















そう思いながら


リョウの嘘が許せなくて


気持ちが鎮まらない


だから携帯を開いてメールを打つ



*********

リョウへ

彼女がいるくせに嘘つかないでよ。
リョウは簡単に変われちゃうんだね。


*********





本当はすごく腹が立ってる


もっと文句言いたいくらい


でも私そんなに怒れる立場じゃない


だって彼女じゃないから


だからシンプルなメールをリョウに送信して


そのまま携帯の電源を切って布団に潜り込むと


すぐに眠りにつけた





そしてお母さんの声で目を覚ました時はすっかり暗くなってた
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