都合のいい私

トラウマ

『まだみんなに言わないの?』


『アヤはなんでそこにこだわる?』


冬休みの間に何回も聞いてたからか


リョウは少し呆れた声を出す


『だって!』


『だって何?友達に言ったら俺らの気持ちが変わるの?』


『変わらないけど……』


でも秘密にされるのは嫌



リョウとのデートだって友達に隠すのも嘘つくのも嫌


私はリョウの彼女だって自信を持ってたい
< 148 / 433 >

この作品をシェア

pagetop