都合のいい私

傷つけたのは…

今日はめずらしくすぐに帰ると言わないリョウと話しをしてると私の携帯が鳴った




その相手はユウタで


まだそんなに遅い時間じゃないけど


寝てる事にして出ないでおこうと思った





『彼氏じゃないの?』


『……うん』


『出れば?』


『いや…いいの』


『彼氏可哀相だね〜。電話ぐらい出ればいいのに』


でもバカにしたように鼻で笑うリョウに少しだけムカついて


『静かにしててね』


そう言って通話ボタンを押したのは間違いだった


私はリョウの作戦に騙された
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