都合のいい私

『そう。でも私はアヤじゃない。
それよりさ、あんたの事調べたから元カレと連絡取ってるの知ってるんだよね。
そんな中途半端な事するんだったらリョウの事私に返してよ。』


『返してってリョウは物じゃありませんから。
私は確かに元カレと連絡取ったけどそれは付き合ってた時に忘れた物を返してほしかっただけで浮気したとか全然そんなんじゃないです』


『へぇ。』


『あなたが信じてくれなくてもいいです。リョウが私を信じてくれていればいいんでこんな電話やめて下さい。』


そう言うと電話は一方的に切られたけど


隣に座るリョウはもう納得したみたいで


リョウの笑顔にまた虚しい気持ちになった




こんな事するから結果的に自分が傷つく事になるんだ