都合のいい私
『……………わかったよ。私が悪いんだよね?ごめんね』


もう何を言っても無駄だと思って


謝ってしまった事で


余計にリョウを怒らせてしまった





『ふざけんなよ!』


謝って少しは落ち着くと思った私は


リョウの声に体がビクッと震えた


『やっぱりおまえあいつとなんかあるんだろ!?』


謝った事を「なにかある」と受けとったのか


また大声を出したリョウが私の胸倉を掴む


『リョウやめろ!』


驚いて止めようとしたテツヤ君の声は


リョウには届いてなかった
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