ねぇ、満月。



振り向いた美雪の目は
ギロリと私を睨んでいた。


「…どうしたの?」


今まであんな顔の美雪は
見たことない。


「ほっといてっ!!」


美雪は肩に乗せている
私の手を叩いた。


いつもの美雪じゃないみたいだ。


何かあったのだろうか…?



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