ねぇ、満月。



満月は俺のものだから。


誰にもあの女にも渡したく
なかった。


ただそれだけなのに。


家に帰ると、車のトランクに
満月の死体を乗せた。



そして、佐和高原へ向かった。


高原に着くと、奥の森へと
入っていった。



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