ねぇ、満月。



振り向くとそれは美雪だった。


「ハァハァ……。
置いてかないでよ……」


「ご、ごめんってば!!」


美雪は汗を少しかいていた。


そういえば、美雪はあんまり
走るの得意じゃなかったん
だよね。


悪いことしちゃったな。


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