君がいる街




『・・・・もうすぐ。会えるんじゃねーの?』




どうして・・・・




『一目惚れの、彼女に。』




あの子が、ココに?




教卓の前に立っている彼女は、確かに一昨日俺が会った女の子だ。


優しそうに微笑んでるその顔は、あの悲しそうな表情とは全然違う。






心臓が、ドクンドクンと鳴り響く。目は、彼女に釘付けで。




まるで、時が止まったかの様に。







ぴしりと、その場に固まった。




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