君がいる街






だって、しょうがないだろ。眠いもんは、眠い。ノートを必死になって写してる、クラスで浮いてる様なヤツに俺はなりたくない。



しょうがく椅子から立ち上がり、やる気ないですよー。という声で読み始めた。それすらも、お見通しの様な目で俺を見てくるアイツは本当に、大嫌いな部類に入る。





一条基哉(いちじょうもとや)26歳。ちなみに、独身。



学校でもそこそこ人気のある、国語教師兼俺の担任。



それと、俺のいとこ。



・・・・ちなみのちなみに、同居人だ。






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