君へのラブレター【BL】
「好きだよ。昨日のキスもビックリしたけど、嫌じゃなかった。そぅ、言おうと思ってたのに、いきなり隣町の学校に移ったって聞いて、凄いショックだったんだぞ。」

葵……

「机の中に、この手紙入ってて……どうしてもまーくんに会いたくなって……朝礼から抜け出して、ずっとここで待ってたんだから!」

手に手紙を握り締めて言う葵。

ずっと、待っていてくれていたのか……

あぁ、何か俺、嬉しすぎて死にそう……

俺は力強く、葵を抱き締めた。

「ふ……ふぇ……」

俺に抱き締められて安心したのか、とうとう泣きじゃくり始める葵。

全く……どうしてくれようか?この姫は……
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