インスタントラブ~甘くて切ない一目惚れの恋~
ひとりふるえた夜  

僕と付き合ってくださいと言えなかったことを



流れ星に願った夜  

だけど僕は誓うよ



まだ子供だった夜  

初恋の君を一生大切にすることをね



そしてむかえた朝  

ふたりはずっと一緒だよ








「よくこんなんを歌にできたな~」




パチパチパチパチ……



おもわず拍手しちゃった



「いい詩だからですよ」




パチパチパチパチ……



ひかりも拍手した。



「なんか昔やってた?」



「小さいころピアノをちょっとやってました」



「それだよ。やっぱお嬢さんはちがうよなぁ」



嫌味でいったわけじゃない。


むしろ
また感心しちゃった~ってかんじ。



「ぜんぜんそんなんじゃないですよ」



「そっかあ。あたしからみれば、いいとこのお嬢さんで、幸せいっぱいってかんじに見えるんだけど」



「そう見えますかぁ?」
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